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Google検索(リスティング)広告の平均CPCの推移(リノベーション版) 

株式会社シップが行った自社調査で、前回は外壁塗装の平均CPCの推移でしたが今回は、住宅リフォーム会社のGoogle検索(リスティング)広告の平均CPCの推移(リノベーション版) をまとめています。 まとめデータは、
  1. リノベーションに関するGoogle検索(リスティング)広告の平均CPC
の推移をまとめています。 Google検索(リスティング)広告の平均CPCから、コロナ渦の影響による消費者の行動変化を推測します。  

推測できること

クリック単価は安ければよいというものではありませんが推移で見たり、アカウント別で見ると、競合の参入状況などの評価に使えます。 対象期間だとリノベーション関係のクリック単価は149円~209円です。前回の外壁塗装の単価の推移と比較してわりかしなだらかで読みやすい推移ですね。 基本的には2021年8月までは右肩上がりに推移していますが、これはリノベーション。特に中古物件を買ってリノベーションをしたいというユーザーが増えている時代背景が影響しているのだと推測します。 日本経済新聞の記事の引用ですが、コロナ禍で持ち家思考が高まる中で、中古戸建やマンションの価格は上昇傾向に有るそうです。中古市場の拡大でリノベーションを手がける業者も増加し、専門業者が販売した戸数は過去最高の推移とのことです。 なのでこの右肩上がりの推移は競合の参入が増えてきたことが大きな原因だと予測できます。
画像引用元サイト名:国土交通省 1.既存住宅の流通市場 (1)既存住宅流通シェアの推移 https://www.mlit.go.jp/statistics/details/t-jutaku-2_tk_000002.html
国土交通省が出している既存住宅流通シェアの推移データを見ても増減は有りませんがコロナの流行前から既存住宅取引戸数の比率が上昇傾向にあるのがわかりますね。 Googleトレンドという特定のキーワードの検索ボリュームの推移が確認できるサイトでも、「中古物件」という検索は右肩上がりに上昇しています。 弊社のお客様の中でも中古物件のリノベーションに絞って企画を走らせる会社様が増えてきています。 続いて、9月のCPCを見てみると急落しています。 これは感染者数が激的に減ったことで潜在的に中古物件の購入を考えていた人が実際に一斉に行動。その結果急激に市場が増えた分単価が抑えられたのだと推測できます。 一方で10月のCPCを見ると再度の急騰。これは9月の反動だと推測でき、行動が一ヶ月で落ち着いて再度市場が狭くなったと推測します。 実際に9月は中古リノベのお問い合わせが好調だったのですが、10月に入って少なくなり11月にはより少なくなったという事例があります。 こういった動きを考えると緊急事態宣言解除による突発需要も落ち着き、反動のタイミングに入っているのだと思います。 単月で考えるとこういった市場の変化あるので推移で見て、要因を確かめることが大切です。 今後も株式会社シップでは、住宅リフォーム業界のGoogle広告の活用に関して定点観測をしてまいります。