「AIに推される会社」インタビュー
♯シップ斎藤の推し対談vol.8
「AI」による利便性と地域最大級ショールームによる安心感を融合させた顧客体験

「AIに推される会社」インタビュー
♯シップ斎藤の推し対談vol.8
「AI」による利便性と地域最大級ショールームによる安心感を融合させた顧客体験
株式会社フォーシンク
代表取締役社長
毛利 一
「リフォームするならフォーシンク」のフレーズで親しまれ、島根県出雲市・松江市に店舗を構える株式会社フォーシンク様。2026年、出雲店を地域最大級(敷地面積693坪)の最新ショールームへと大刷新し、従来の外装メインから浴室・水まわりリフォームの強化へと舵を切りました。 メーカーショールームまで車で1時間という地域の「不便さ」を解消するために構えたリアル店舗と、毛利社長の真面目な人柄をそのままデジタル化したAIキャラクター「マジメなハジメ社長」。デジタルとリアルの融合がもたらす新しい顧客体験についてお話を伺いました。
「車で1時間」の不便を解消する。地域最大級ショールームと「マジメなハジメ社長」AIの誕生
シップ斎藤(以下、斎藤)
シップ斎藤(以下、斎藤) 2026年の出雲店リニューアル、本当におめでとうございます!敷地面積693坪、水まわり設備30台以上という地域最大級のショールームを開設されましたが、この巨大なリアル店舗の構想と、同時にWebサイトへAIを実装された背景にはどんな思いがあったのでしょうか。
毛利社長(以下、敬称略)
毛利社長(以下、敬称略) 出雲エリアのお客様って、大手メーカーさんのショールームに行こうとすると車で1時間くらい走らせないと行けなかったんですよ。これって、お客様にとってすごく「不便」なことですよね。実際に「見て、触って、比較したい」と思っても、なかなかその機会が持てない。だからこそ、出雲の地で有名メーカーの最新設備を一度に見比べられる場所を作り、お客様の不便を解消したかったのが一番の理由です。
斎藤
斎藤 これまでの外装メインのイメージから、水まわりリフォームへのシフトを大きく打ち出されたわけですね。そして、そのリアル店舗の刷新と合わせてサイトリニューアルと同時にAIも導入していただきました。
毛利
毛利 ええ。やっぱり「時代の流れ」として、AIは絶対に取り入れていかないといけないと思っていました。ショールームでリアルの不便を解消するのと同時に、Web上でも24時間いつでもお客様のお困りごとに対応できる環境を作れば、さらに便利に安心して頼んでいただけるんじゃないかと。
斎藤
斎藤 今回、AIのキャラクターとして誕生したのが「マジメなハジメ社長」です。フォーシンク様は店舗の看板や社用車にも毛利一(はじめ)社長の似顔絵を使われていて、地域の皆様にとって認知のコアになっていますよね。
毛利
毛利
地域の方にはあの似顔絵で覚えていただいていることが多いですからね(笑)。私の真面目な人柄や考え方をそのままAIに学習させて、ネット上でも「マジメなハジメ社長」として誠実に対応してもらう形にしました。
問い合わせの1/3がAI経由。営業時間外の「マジメな対応」が引き出す深い信頼
斎藤
斎藤 導入後のデータを見ると、面白い成果が出ています。今まで可視化されにくかったお客様の「水まわりへの高い関心」がAIチャットのログにハッキリと表れていて、なんと全問い合わせの約3分の1がAIチャット経由、そしてその利用の7〜8割が営業時間外(深夜や早朝)という結果になっています。
毛利
毛利 3分の1がAI経由で、しかもその8割が夜間や早朝というのは驚きました。深夜や早朝なんて、当然スタッフは対応できませんからね。
斎藤
斎藤 しかも、スタッフの皆様がまだ勉強中の最新水まわり設備の情報であったり、複雑な補助金の制度、詳細な概算見積もりまで、AIが即座に詳しく答えてくれているんです。事務員さんでもパッと答えるのが難しい専門領域をAIがカバーしてくれています。
毛利
毛利 導入して本当に良かったと感じる部分ですね。最新の補助金や設備の細かい仕様って、覚えるだけでも大変ですから。そこをAIが正しく素早く早朝や深夜の営業時間外でも答えてくれるのは助かります
斎藤
斎藤 実際のログを見ても、浴室交換の相談から施工事例を提示してスムーズにショールームのイベント来店へ誘導していたり、深夜の相見積もりの打診に対しても「マジメなハジメ社長」が誠実にヒアリングを重ねていました。それに対してお客様から「コチラも真面目に検討してみます」という心温まる返信が届き、そのまま確度の高い商談へ繋がったケースもありました。
毛利
毛利 実は、最近AIとやり取りしたお客様に実際にお会いしたんですが、「僕よりちゃんと答えてるな」と思って正直ちょっと怖かったです(笑)。期待値が上がった状態でお会いすることになりましたが、僕の人柄や「真面目さ」がネット上でもそのまま伝わっているのは嬉しいですね。
ホームページ無人接客のさらなる挑戦。「写真1枚」から即座に作るリフォームシミュレーション
斎藤
斎藤 素晴らしい好循環が生まれていますが、フォーシンク様ではWeb上の無人接客において、さらに先進的な挑戦を準備されていますよね。
毛利
毛利 はい。お客様がチャット内でご自宅の写真を1枚アップロードして「こんな風にしたい」と希望を伝えるだけで、AIが瞬時にリフォーム後の完成シミュレーション画像を作成し、メールでお送りする仕組みです。
斎藤
斎藤 「リフォームしたら我が家はどう変わるんだろう?」というワクワク感を、その場で体験していただけるわけですね。
毛利
毛利 そうです。「こんな風にキレイになるならリフォームしたい!」というお客様の背中を、AIのスピード感で即座に押してあげられる。人が手作業でシミュレーションを作るとどうしても時間がかかってしまいますが、AIなら一瞬です。今後はこの仕組みをWeb上だけでなく、リアルのショールームにご来店いただいた際のご案内でも活用していきたいと思っています。
リアルとデジタルの融合。
「不便さゼロ」を目指すフォーシンクの未来
斎藤
斎藤 最後に、フォーシンク様がAIとショールームを使って目指す今後のビジョンをお聞かせください。
毛利
毛利 店舗の定休日や営業時間外に、せっかくショールームまで足を運んでくださったお客様をガッカリさせたくないんです。だから将来的には、店舗前のサイネージなどでAI「マジメなハジメ社長」が登場して、「せっかく来てくださったのに申し訳ありません!」とお詫びしながら、その場でお困りごとやご相談を聞けるような仕組みを作りたいと考えています。
斎藤
斎藤 どこまでも「お客様の不便をなくしたい」という毛利社長の真面目な姿勢が徹底されていますね!
毛利
毛利 夜中に不安になったらAIが即座に疑問を解決してくれて、昼間は出雲最大級のショールームで実物を見て、触って、プロのスタッフに安心して相談できる。この「デジタルの利便性」と「リアルの安心感」を融合させて、これからも地域の皆様に「リフォームするならフォーシンク」と1番に選んでいただける存在であり続けたいですね。
リフォーム産業新聞(2026年8月)掲載
編集後記 フォーシンク毛利社長の戦略の根底にあるのは、「お客様の不便さを少しでも減らしたい」という純粋で真面目な姿勢です。車で1時間かかっていたショールームを地元に作り、夜間に相談できないストレスをAI「マジメなハジメ社長」で解消する。先進的なデジタル技術を使いながらも、行き着く先はお客様への深い誠意という、地域一番店としての素晴らしいDXの形を拝見しました。(取材・構成:株式会社シップ 斎藤葵)

株式会社フォーシンク
代表取締役社長 毛利 一
島根県出雲市・松江市を中心に展開。「リフォ―ムするならフォーシンク」でおなじみの地域密着専門店。2026年にリニューアルした出雲店は敷地面積693坪(約2,300㎡)を誇り、有名メーカーの最新水まわり設備等30台以上を展示する地域最大級ショールームを展開。
株式会社シップ
取締役/WEBクリエイト部 部門長
斎藤 葵
2012年入社。広報・営業部の経験を経て 現在は商品サービス部門でチームマネージャー、WEBディレクター、広報を兼任。











